ホンダが2013年9月、フランクフルトモーターショー13でワールドプレミアした『シビック ツアラー』。同車の欧州発売に合わせて、最新映像がネット上で公開された。
シビック ツアラーは、欧州向けの『シビック』に追加設定されたワゴンモデル。低くワイドで、空力性能に優れたシビック5ドアのフォルムを、さらに進化させたスポーティなデザインが特徴。広々とした室内空間を確保しており、荷室容量はC/Dセグメントでトップクラスの624リットル(VDA計測法)と、ワゴンならではの実用性を備える。
新技術の「アダプティブダンパーシステム」を、欧州向けホンダ車で初めて採用。また、欧州市場で主流のディーゼルには、ホンダの次世代環境技術、「アース・ドリームス・テクノロジー」を導入した1.6リットル直列4気筒ターボディーゼル「i-DTEC」を積む。
このエンジンはすでに、欧州向けのシビック5ドアと、『CR-V』に搭載済み。シビック ツアラー用の「i-DTEC」は、最大出力120ps、最大トルク30.6kgmを発生。欧州複合モード燃費26.3km/リットル、CO2排出量99g/kmというクラストップレベルの環境性能を実現した。
ホンダのドイツ法人は11月29日、シビック ツアラーの最新映像を、公式サイトを通じて配信。積載性の高い荷室や、ワンタッチ方式のトノカバー、多彩なシートアレンジなどの優れた機能性と、軽快なパフォーマンスを披露している。