ロッキード・マーチンは12月2日、第2の『モバイル・ユーザー・オブジェクティブ・システム(MUOS)通信衛星』の周回軌道上のテストを完了し、この宇宙船の運用を米海軍に引き渡したことを発表した。
ロッキード・マーチンはこの通信衛星と共に、音声や高速データシグナルを世界中のモバイルユーザーにリレーする、3つのMUOS地上ステーションを引き渡した。
MUOS-2は2013年7月19日にユナイテッド・ローンチ・アライアンスのアトラスVロケットによって、フロリダ州のケープカナベラル空軍ステーションより打ち上げられた。その後このシステムは安全な通信を劇的に改良し、重点的及び同時発生的な音声や映像、データなどを移動するユーザーに対して初めてもたらすこととなった。
米海軍の人工衛星オペレーションセンターは近々、MUOS-2通信衛星を運用できるスポットに配置するオペレーションを開始する。この通信衛星はそこで2014年の政府による正式な許可を獲得する前に、テストや評価を行うこととなる。