太田昭宏国土交通大臣は12月6日の閣議後会見で、JR北海道のレール計測データの改ざん問題について、新たに室蘭保線所管内の苫小牧保線管理室で改ざんが行われていたことを確認したことを明らかにした。
JR北海道は9カ所でデータ改ざんが行われていたとしているが、これで9カ所全てについて国土交通省としても改ざんを確認したことになる。
9カ所以外について太田国交相は「再発防止に重要なので、引き続き、改ざんが確認されていない複数の現場に抜き打ち検査をしており、背景や動機も含めて全体像の解明を行っている」と述べ、特別保安監査を継続する意向を示した。