【ホンダ ヴェゼル 発表】内装色から発想したエクステリアカラー

自動車 ニューモデル 新型車
ホンダ・ヴェゼル(ルーセブラック・メタリック)
ホンダ・ヴェゼル(ルーセブラック・メタリック) 全 7 枚 拡大写真

ホンダから12月20日より発売される『ヴェゼル』には、エクステリアデザインの特徴であるSUVの力強さと、クーペの艶やかさを際立たせるために、3つのボディカラーを新たに開発、設定した。

新色は、ルーセブラック・メタリック、モルフォブルー・パール、ミスティグリーン・パールだ。

そのうちの一色であるルーセブラック・メタリックをデザインするきっかけについて、本田技術研究所 ヴェゼルカラーデザイン担当の唐見麻由香さんは、内装色からの発想だったと振り返る。「ヴェゼルのカラー担当になった時に、そのコンセプトを、SUVの力強さとともに、クーペの艶やかさを併せ持つ、官能的な魅力を持っているクルマだと解釈した」という。そこで、「最初に思いついたのは、“選びたくなるブラック内装”をつくろうということだった」と述べる。

これまでのブラック内装は、「たまたまその内装色たったとか、あるいはリセールを考えて汚れにくいなど妥協で選ぶ人が多かったように思う」と唐見さん。そこで、積極的に選びたくなるブラック内装をどうつくるかを考えた結果、「ブラック内装をグラマラスにつくろうということになった」と話す。

その想いを具現化したものがパッションブラックの内装だ。「ピアノブラックの艶と、ソフトパッドの艶、シートのレザーの艶と3段階の艶のコーディネートで表現していった」と説明。「そして、この内装色に似合うエクステリアカラーはどのような色かを想像して、最初に思いついたのがルーセブラック・メタリックだった」。

ルーセブラックとは花の名前で、クリスマスローズの一種だ。「妖艶で、力強さもあり人を惹きつける魅力を持っている。そのイメージで、グラマラスなブラック内装を惹き立てたいと考えた」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る