十六銀行(本店・岐阜県)は12月27日、マレーシア第2の金融グループであるCIMB銀行及びCIMBインベストメント銀行と業務協力協定を締結したと発表した。
十六銀行はすでにマレーシアに進出している取引先や、今後進出を検討する取引先に対して、マレーシアの投資環境情報や、法務・税務等の情報を提供する。また取引先現地法人に対して、CIMB現地支店での送金・外国為替・口座開設・従業員取引・現地通貨建融資等の総合金融サービスも行う。
十六銀行の約30社の取引先がマレーシアに進出している。今後さらにマレーシアにおいて事業展開ニーズが高まることが予想されていることなどから、現地の有力な提携先と協力し、マレーシアにおける情報網の構築、サポート体制の充実を図ることにした。CIMBはマレーシアのみならずシンガポールやカンボジアなどにも拠点を有しており、十六銀行の拠点や提携先が無い地域の情報についても、CIMBグループの情報網を通じて入手することが可能となる。
今回の提携により、十六銀行のネットワークは9カ国、13機関に拡大した。海外ビジネスサポート体制の一層の充実により、同行は取引先の海外ビジネスを従来以上にサポートしていく方針だ。