【東京オートサロン14】E-RUNNERは4輪インホイールモーター化も排除しない

自動車 ニューモデル 新型車
E-RUNNER
E-RUNNER 全 5 枚 拡大写真

タジマモーターコーポレーションは、2013年のパイクスピークに出場した『E-RUNNERパイクスピークスペシャル2013』やダートラ全日本選手権Dクラス用の車両『モンスタースポーツ スーパー86』を展示していた。

そこで、E-RUNNERの2014年モデルについて話を聞いてみた。タジマモーターコーポレーション取締役で技術本部長の田嶋直信氏は、「2012年モデルから2013年モデルへは変更点も多かったが、2013年から今年のモデルは制御プログラムなどのチューニングがメインとなります。また、タイヤは昨年からGiTiのタイヤにしています。昨年の競技でこのタイヤの特性や性能がわかってきたので、今年はさらにこのタイヤを生かしたセッティングができると思います。」という。

2013年モデルは、買収したSIM Driveのモーターや制御技術を取り入れたため、大幅な仕様変更となったが、その2年目となる2014年モデルは細部のチューニングやリファインが、設定の方向性ということだろう。

エンジニアの視点から、パイクスピークのコースレコードについて聞いたところ、「プジョーのタイムが驚異的なので、現状では正直なところE-RUNNERでそこまでのタイムは見えていませんが、自社ベストは更新したいと思っています。」と回答してくれた。

最後に興味深いコメントをもらうことができた。EVの制御システムなどSIM-Driveの技術はすでのE-RUNNERにも採り入れられM&Aの効果はでているが、SIM-DriveのEVといえば4輪独立したインホイールモーターのスポーツEVカーに特徴がある。田嶋氏によれば、「この技術をE-RUNNERに応用できないか、ということは考えています。」と、将来、4輪独立のインホイールモーター方式の採用に前向きなコメントを寄せてくれた。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 自動車購入の落とし穴! 公取協・公取委の警告から学ぶ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る