気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2014年1月14日付
●道路や水道、老朽インフラ総点検、政府、全自治体に計画要請(読売・1面)
●タイ「首都閉鎖」始まる、デモ11万人参加(読売・1面)
●女性CEO、GM再興挑む、バーラ氏52歳「カーギャル」の異名(読売・9面)
●販売拡大へ新型車続々、北米自動車ショーが開幕(毎日・4面)
●訪日2000万人行動計画、広がれ クールジャパン(産経・1面)
●国内LCC変わるか“西高東低”(産経・10面)
●トヨタがレース試作車(東京・7面)
●サントリー、米首位を買収、ウイスキー「ジムビーム」蒸留酒世界3位に (日経・1面)
ひとくちコメント
3連休で「成人の日」明けのきょうの各紙は、スポーツの熱戦ぶりを伝えている。中でも4万8000人を超える大観衆の前で戦った富山第一と星陵の全国高校サッカー決勝は見応えがあった。結果は2点のリードを許した富山第一が粘り強く反撃し、まず同点に追いつき、延長戦の末、PK戦突入目前で決勝ゴールを決めた。
イタリアでもACミランに加入した本田圭佑選手がデビュー戦でいきなり存在感をみせていた。
バスケットボールの全日本総合選手権の男子決勝も、東芝神奈川が、トヨタ自動車東京に競り勝ち、8年ぶり3度目の優勝を果たした。12日に行った女子決勝でもトヨタ自動車はJX-ENEOSに破れてり優勝を逃した。
熱い戦いでも気になるのが、エスカレートするタイの首都バンコクでの大規模デモだ。
きょうの各紙が報じているが、インラック首相の退陣や2月の総選挙(下院選)延期を求める反政府勢力約11万人が参加し、バンコクの中心部の商業地区や邦人居住区に近い交差点などで「封鎖」を開始したという。
「日系企業、出張自粛も」(毎日)、「日系企業、収束求め声明」(朝日)などの報道もある。トヨタ自動車はバンコク勤務の販売担当者約150人を郊外に移し業務を継続。「日系企業も、一部は休業したり、従業員を在宅勤務としたりするなどの対応を取ったが、大半は平常通りに業務を行った」(読売)とも伝えている。
ただ、混乱の長期化も懸念されており、「微笑みの国」に戻るまではこの先も予断を許さない。