三菱電機、岐阜県恵那市に鉄道車両電機品の製造工場を建設へ…2015年4月稼働

鉄道 企業動向
恵那テクノパークに新設される工場の完成イメージ。2015年4月の稼働開始を予定している。
恵那テクノパークに新設される工場の完成イメージ。2015年4月の稼働開始を予定している。 全 1 枚 拡大写真

三菱電機は1月15日、岐阜県恵那市の恵那テクノパーク地内に、鉄道車両用電機品を製造する工場を新設すると発表した。投資額は約75億円。

同社は、鉄道車両用電機品としてモーターや制御装置などを、兵庫県尼崎市にある伊丹製作所と海外4カ国で生産している。このうち伊丹製作所を含む同社尼崎地区は工場敷地が狭く、事業の拡張が困難となっている。今回、鉄道車両用電機品の生産能力を増強するため、岐阜県恵那市に伊丹製作所の分工場として「恵那工場」を建設する。

1月15日に恵那市などと工場を新設するため、立地協定を締結した。1月20日には岐阜県土地開発公社と土地売買契約を締結し、2月から着工、11月に完成し、2015年4月から稼働させる予定。

工場を新設する恵那テクノパークは、敷地面積や交通の利便性のほか、電気・水道のインフラ面などの諸条件が整っており、隣接する中津川市にある中津川製作所を始め、同社の中部地区にある既存工場の資材調達や人的な面での支援も見込めるため、同地内を新工場建設用地として選定した。

工場建屋は3階建てで延床面積が1万9943平方メートル。従業員数は稼働開始時点で100人を予定している。

同社では、鉄道車両用電機品の生産能力を増強することで、交通システム事業の拡大を目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. xEV時代の“痒いところに手が届く”サプライチェーンとは、名古屋大・山本教授が長瀬産業の最新ソリューションを解説PR
  2. 5000万円超えの「911」、F.A.ポルシェ生誕90年記念の『911 GT3』発表…世界90台限定
  3. NSXのエンジン内部もアプリで見れる! シミュレータアプリ「Trans4motor R」配信開始
  4. 最新機種の“魅力”を解剖! カロッツェリアの「モニターレス機」なら、スマホを便利に使い倒せる![メインユニット最前線]
  5. 今後はアウディの定番か…開発中の『Q4 e-tron』新型、湾曲ディスプレイを激写!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る