インレー湖が危ない...環境汚染とのはざまに悩むミャンマー屈指観光地の今

エマージング・マーケット 東南アジア
関連画像
関連画像 全 1 枚 拡大写真

宝石のような湖、インレー湖
インレー湖は、海抜1300メートル程のシャン高原にあり、水は青く澄み渡り、晴れた日には、湖面は日の光により、まさに七色に変化する。

周囲を山と田園風景に囲まれたこの湖は、訪れる人々の心をうばうほどの美しさがある。

また大変浅い湖のため、西部には、水上に建つ家々とそこで暮らす人々、インダー族の風習を見る事が出来る。

Image:by sjdunphy(画像はイメージです)

急速な人口の増加、観光客の増加による環境汚染
しかし、近年、人口や農業地の増加、欧米諸国からを中心とする観光客の急速な増加が、インレー湖の自然環境に悪影響を与えている。

生活排水やごみ、あるいは農薬などによる水質汚染が深刻な問題となっている。以前は、少人数でのんびりと農業を行っていたため、自然の循環の中で浄化されていたものが、近年のビジネス化された農業で、農薬・肥料が大量に投下されるなど、環境に掛かる負荷は大きい。

海外からの観光客の増加にともない、ホテルの数の急増した。ヨーロッパ人観光客の間ではインレー湖はバガンと並ぶ観光地として人気が高く、浮き島や浅瀬にはいくつかのリゾートホテルが建てられている。これらのホテルから流出される、未処理汚染水も環境破壊の原因の一つとなっている。

インレー湖と環境汚染

《ミャンマーニュース》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
  6. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  7. 公道を走れるレーシングカーに熱視線! SNSでは「激アツ」「カップホルダーあって草」と話題に
  8. 「赤色くるー!!」2026年モデルのカワサキ『エリミネーター』に熱視線!新カラー&グラフィック追加へ
  9. DS誕生70周年、記念の「限定コイン」欧州で発表
  10. 軽自動車よりも小さい! 15歳から運転できるオペル、約132万円から販売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る