アストンマーチン 対 ジャガー、英国高級スポーツカーの頂上対決[動画]

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アストンマーチンV12ヴァンテージSと、ジャガーXKR‐S GTを徹底比較した米『モータートレンド』
アストンマーチンV12ヴァンテージSと、ジャガーXKR‐S GTを徹底比較した米『モータートレンド』 全 1 枚 拡大写真

英国を代表する高級スポーツカー、アストンマーチンとジャガー。両車の頂点に位置するフラッグシップモデルの比較テスト映像が、ネット上で公開された。

この映像は2013年12月、米国の有力自動車メディア、『モータートレンド』が公式サイトで公開したもの。アストンマーチン『V12ヴァンテージS』と、ジャガー『XKR‐S GT』を徹底比較している。

アストンマーチンV12ヴァンテージSは2013年9月、フランクフルトモーターショー13でデビュー。2009年に発表された『V12ヴァンテージ』の進化バージョン。V12ヴァンテージの性能を、さらに引き上げるために、エンジンのパワーアップに取り組んだ。

「AM28」型6.0リットルV型12気筒ガソリンエンジンは、最新世代のボッシュ製エンジンマネジメントを採用するなど、専用チューニングを行う。この結果、最大出力573ps/6750rpm、最大トルク63.2kgm/5750rpmを獲得。V12ヴァンテージに対して、56ps、5.1kgm強化される。

トランスミッションは、新開発の7速「スポーツシフト」で、V12ヴァンテージの6速MTよりも25kg軽量化。V12ヴァンテージS は、0-100km/h加速3.9秒、最高速330km/hの実力。限定車の『One-77』(すでに完売)を除けば、現行アストンマーチンで最速のパフォーマンスを達成した。

一方、ジャガー XKR‐S GTは2013年3月、ニューヨークモーターショー13で発表。『XKR‐S』をベースに、さらなる高性能化を追求した「頂点のさらに上」を行くモデル。ジャガー社内のETO(エンジニアド・トゥ・オーダー)と呼ばれる特別モデル開発チームが手がけた、サーキット走行を視野に入れた高性能モデル。

XKR‐Sに対して、エアロダイナミクス性能を向上。足回りは、サスペンションを新開発。これは、新型スポーツカーの『Fタイプ』のノウハウを反映させたもので、新しいステアリングシステムの採用やステアリングレシオのクイック化、フロントトレッドの拡大、キャンバー角やブッシュの変更などが図られた。ダンパーは、車高や減衰力の調整が可能。ブレーキは、ジャガーの量産車初のカーボンセラミック。

搭載エンジンは、XKR‐S 譲りの5.0リットルV型8気筒スーパーチャージャー。最大出力は550ps、最大トルクは69.3kgmを引き出す。トランスミッションは6速AT。XKR‐S GTは0‐96km/h加速3.9秒、最高速300km/h(リミッター作動)という優れたパフォーマンスを実現した。

2台のブリティッシュ高級スポーツカーの18分以上に渡る頂上対決の映像は、動画共有サイト経由で見ることができる。

《森脇稔》

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