今月5日に岡山県岡山市南区内で発生した死亡ひき逃げ事件について、岡山県警は18日、玉野市内に在住する68歳の男をひき逃げ容疑で逮捕した。男が運転していたクルマには衝突痕が確認されたが、男は事故への関与を否認している。
岡山県警・岡山南署によると、問題の事故は2014年1月5日の午後7時40分ごろ発生している。岡山市南区藤田付近の国道30号(片側2車線の直線区間)で、交差点近くの右折レーンで頭から血を流した状態で倒れている高齢女性を通行人が発見。女性は意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、頭部強打が原因で死亡した。後の調べで近くに住む83歳の女性と判明した。
女性をはねたとみられる車両は逃走していたことから、警察は死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。現場近くに設置されていた防犯カメラ映像や、散乱していた破片から容疑車両の車種を特定。車当たり捜査を行ったところ、玉野市内に在住する68歳の男が事故に関与した可能性が高いことが判明。18日に自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。
男が使用しているクルマには衝突痕も確認されたが、聴取に対して男は「身に覚えがない」として容疑を否認しているようだ。警察では男を厳しく追及するとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。