米国の自動車最大手、GMの高級車ブランド、キャデラックが1月14日、米国で開催中のデトロイトモーターショー14で初公開した『ATSクーペ』。同車に、さらなる派生車種が登場する可能性が出てきた。
これは、『オートモーティブニュース』が報じたもの。同メディアの取材に応じたGMのキャデラックブランド担当、ボブ・ファーガソン上級副社長は、「ATSシリーズに、コンバーチブルやワゴンの設定も検討している」と明かしたという。
『ATS』は、まずは4ドアセダンが登場。そして、デトロイトモーターショー14では、2ドアクーペのATSクーペが初公開された。
ATSシリーズが、競合相手として意識するのは、BMW、アウディ、メルセデスベンツのドイツプレミアム3強ブランド。BMW『3シリーズ』、アウディ『A4』、メルセデスベンツ『Cクラス』は、いずれも4ドアセダンだけでなく、クーペ、コンバーチブル、ワゴンと幅広いバリエーションを用意している。
すでにキャデラックは、ATSよりも上に位置する『CTS』で、ステーションワゴンや高性能版の『CTS-V』を設定してきた。ATSでも今後、派生車種の追加により、ラインナップを拡大していく可能性は高いといえる。