ボーイング、追跡データ中継衛星「TDRS-L」による軌道上からの初信号の受信に成功

宇宙 企業動向
United Launch Alliance photo
United Launch Alliance photo 全 1 枚 拡大写真

ボーイングは、1月23日に打上げられた追跡データ中継衛星(TDRS-L)が軌道上より発信した初信号を受信したと発表した。TDRS-Lは今後、NASA(米航空宇宙局)と顧客企業が使用する。

TDRS衛星は、国際宇宙ステーション(ISS)や人工衛星と地球との通信を中継する役割を担う。TDRS-Lは、NASAがISSや地球の気候変動研究、ハッブル宇宙望遠鏡による宇宙探索などの主要プロジェクト用にボーイングが製造した5基目の衛星。

TDRS-Lは、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス製アトラスVロケットに搭載され、1月23日午後9時33分(米東部標準時)、米フロリダ州ケープカナベラル空軍基地から打上げられ、1時間54分後にボーイングの管制センターで初信号を受信した。

TDRS-Lは今後、静止軌道上に到着後、約3カ月にわたりテストを実施し、NASAに引き渡される予定。

TDRS-Lは、3基製造を予定している最新世代追跡データ中継衛星の2基目で、NASAが運用する他の4基のボーイング製TDRS衛星群に加わる。3基目となる「TDRS-M」は、2015年に打上げる予定。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『IS』改良新型、表情一新…2026年発売へ
  2. ルノー『ルーテシア』新型、新デザインで大胆チェンジ…IAAモビリティ2025
  3. ポルシェ『911ターボS』新型、史上最強の711馬力ハイブリッド搭載..3635万円から
  4. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  5. スバル、米国顧客満足度指数調査で総合1位…安全性部門は6年連続首位
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る