マレーシア北部回廊経済地域、年内100億リンギの投資誘致目標…8000人分の雇用創出

エマージング・マーケット 東南アジア

北部回廊経済地域(NCER)において今年、製造セクター部門で100億リンギ規模の投資誘致が目標に掲げられている。

製造業と観光、農業関連セクターを合わせて8,000人分の雇用創出が見込まれている。

NCERの推進母体、北部回廊実行庁(NCIA)のレザ・ラフィク最高責任者によると、日本や米国、欧州、韓国、中国からの投資が見込まれている。部門別では発光ダイオード(LED)や医療機器、太陽光発電、自動車、航空宇宙セクターの製造関連プロジェクトが見込まれている。新規投資の誘致だけでなく追加投資の誘致人材開発や雇用創出にも注力する。

NCERで予定されている投資プロジェクトの内訳は、以下の通り。NCIAとイノコム、先進技術訓練センターが提携し、100人の若者を対象に自動車産業の訓練を提供する。また、ヤヤサン・ケマジュアン・ソシアル・マレーシアがNCER域内のペラ州ケリアン地区の住民を対象にトウガラシの滴下施肥法に関する訓練を提供する。

Bブラウンは新製品の開発や研究・開発センター、生産能力拡張、プラントのアップグレードなどを行う。テレコム・マレーシア(TM)はペルリスのカンガルおよびアラウ地区において高速ブロードバンド・ネットワーク運用のためのインフラを構築する。

4プロジェクトの合計投資額は19億3,000万リンギとなっている。昨年、NCIAは107億リンギの投資を誘致し、1万8403人分の雇用を創出した。

千田真理子

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