マレーシアでデング熱&デング出血熱の感染、全国で増加傾向

エマージング・マーケット 東南アジア

全国でデング熱やデング出血熱の感染報告が増加傾向にある。今年年初37日間で報告されたのは9453件で、17件の死亡が報告されている。

昨年の同期間では2559件の感染、5件の死亡が報告されている。ネグリ・センビラン州やクアラルンプール、プトラジャヤ、サラワク州での報告が特に多い。

デング熱はマレーシア以外の国でも増加傾向にある。世界保健機関(WHO)によると、世界の総人口の40%以上にあたる25億人以上がデング熱感染のリスクにあり、毎年世界では5000万-1億件のデング熱感染が報告されている。

マレーシア保健省はデング熱の感染拡大を防ぐための対策を行っており、国民に対しても自宅の周辺などでデング熱を媒介する蚊の繁殖がしやすいような環境を作らないよう呼びかけている。また、実際に蚊が繁殖しやすいような環境がないかどうか2週間に1度調査を行っているという。全国の病院ではデング熱の患者に対応するための体制を整えている。

デング熱の症状はひどい頭痛や耳の裏側の痛み、筋肉痛、関節痛、嘔吐などとなっている。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
  5. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  6. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
  7. レクサス『ES』新型にも「Fスポーツ」設定か...これが市販型デザインだ!
  8. スバル『フォレスター』試乗して分かった日本車に対する本音とは…9月の試乗記ベスト5
  9. ロールだけ“抑える”が正解? 強化スタビライザーの効果と落とし穴~カスタムHOW TO~
  10. レクサスの最高峰セダン『LS』36年の歴史に幕、SNSでは「センチュリーが後継モデルに?」との期待も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る