マレーシア航空の通年決算、損失が2.7倍に拡大  売上は9.9%増に

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア航空のエアバスA380
マレーシア航空のエアバスA380 全 1 枚 拡大写真

マレーシア航空(MAS)は18日、2013年通年決算を発表した。売り上げは前年比9.9%増加の151億2120万リンギとなったものの、純損失は前年比で2.7倍となる11億7369万リンギに拡大した。

利払前・税引前・減価償却前利益(Ebitda)は前年比35.7%増の2億5420万リンギに増加した。営業収益が10%増加したことが貢献した。座席数は17%増加した。ロードファクター(座席利用率)は6.3%上昇し81%となった。しかし座席数が増加したことで燃料コストが10%増加したことや、燃料以外のコストも9%増加したこと、為替差損や国内及び域内での競争が激しくなったことで損失の拡大につながった。

第4四半期の売り上げは、前年同期比0.7%増の38億9668万リンギとなり、3億4344万リンギの損失を計上した。前年同期の純利益は5137万リンギだった。

広瀬やよい

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