ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェの主力車種『911』シリーズ。その自然吸気エンジン搭載車の最高峰に位置する新型『911 GT3』に関して、出荷が停止されたと報じられている。
これは2月18日、『ロイター』が伝えたもの。同メディアが、ポルシェの広報担当者から得た話として、「ポルシェが新型911 GT3の出荷を、一時的に停止した」と報じている。
出荷が停止された理由は何か。それは、車両火災の影響。同メディアによると、納車されて間もない新型911 GT3が、スイスとイタリアで相次いで車両火災に見舞われた。ポルシェはこの原因を究明するため、新型911 GT3の出荷を一時的に見合わせているという。
なお、別のメディアによると、新型911 GT3の車両火災は、すでに全世界で5件起きているとの報道もある。
新型911 GT3は2013年3月、ジュネーブモーターショー13で発表。自然吸気の3.8リットル水平対向6気筒ガソリンエンジンは、最大出力475psを発生する。0-100km/h加速は3.5秒、最高速は315km/h。日本国内価格は1859万円。