反タイ政府デモ隊、タクシン財閥のオフィスビルで連日デモ計画 日系企業もとばっちり?

エマージング・マーケット 東南アジア
アソーク交差点の反政府デモ会場(19日)
アソーク交差点の反政府デモ会場(19日) 全 9 枚 拡大写真

【タイ】バンコクの反政府デモ隊はタクシン・チナワット元首相と妹のインラク・チナワット首相に圧力をかけるため、チナワット財閥の企業が入居するバンコク都内ウィパワディランシット通りのオフィスビル、チナワットタワー3で連日デモを行う方針だ。

【画像全9枚】

 野党民主党のステープ元副首相率いるデモ隊は19日、インラク首相が臨時オフィスを置いているバンコク郊外ムアントンタニの国防次官事務所、治安対策本部が設置されているバンコク都内ラクシー区のタイ警察スポーツクラブ、チナワットタワー3などにデモ行進した。

 ステープ元副首相は同日、チナワットタワー3とデモ隊が占拠するパトゥムワン交差点で演説し、チナワットタワー3に入居するチナワット財閥の企業の営業を妨害し、閉鎖、倒産に追い込むと宣言した。当初の標的はチナワット財閥の不動産会社SCアセット、タクシン元首相が創業し、2006年にシンガポール政府の投資会社テマセクに売却したタイ携帯電話キャリア最大手アドバンスド・インフォ・サービス(AIS)などで、ステープ元副首相はチナワット財閥の製品、サービスのボイコットや株式売却を呼びかけた。

 チナワットタワー3のホームページによると、同ビルにはSCアセット、AISのほか、ブリヂストン、いすゞ、フジクラ、アサツーディ・ケイ、オルガノ、日信工業といった日系企業のタイ子会社のオフィスがある。

 19日のタイ証券取引所(SET)株価指数は前日比0・4%安で、SCアセットは3・6%安、AISは0・9%安だった。

《newsclip》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 日産のピックアップトラック、『ナバラ』新型が11月19日デビューへ
  2. コックピット見えた! 2027年型ポルシェ『718ケイマンEV』、衝撃の価格も発覚
  3. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  4. ホンダ『S2000』にスーパーチャージャー、老舗JDMチューナーが580馬力にカスタム…SEMA 2025
  5. ネオレトロ戦国時代!? 新型スズキ『GSX-8T/8TT』モビショーでの公開に、「いい意味でスズキっぽくない」「まさしく温故知新」など注目
  6. 冬を愉しむ上質な『ブリザック WZ-1』は“大人のスタッドレス”、想像を超える快適さは非降雪地域のユーザーにこそおすすめPR
  7. 「4気筒1000ccツアラーは神」ホンダの新型スポーツツアラー『CB1000GT』初公開に、「ほぼパーフェクト」など絶賛の声
  8. サーキットも通勤路も楽しくなる! スポーツタイヤの“リニアな気持ち良さ”を体感せよ~カスタムHOW TO~
  9. スバル『レオーネ』のピックアップ『ブラット』、670馬力のジムカーナマシンに変身…SEMA 2025
  10. VW『ザ・ビートル』をカスタム、「NB-2 Neo Bug Style」初公開へ…FIELD STYLE EXPO 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る