フリーゲージトレイン技術開発評価委員会…「基本的な耐久性確保にメド」

鉄道 行政
軌間可変技術評価委員会、フリーゲージトレインの安全性を確認する試験を実施
軌間可変技術評価委員会、フリーゲージトレインの安全性を確認する試験を実施 全 1 枚 拡大写真

国土交通省の軌間可変電車(フリーゲージトレイン)の技術開発に関する技術を評価する委員会は、軌間可変台車の基本的な耐久性能確保にメドがついたと評価した。

軌間可変技術評価委員会は昨年10月以降、JR四国の予讃線在来線(狭軌)で約7万km耐久走行試験、約1万回の軌間変換耐久試験、台車の高速走行性能試験(試験台)を実施してきた。

この結果、全ての試験で、車両の安全な走行に影響を及ぼす軌間可変機構の不具合や、大幅な部品摩耗などは認めらないことから、軌間可変台車の基本的な耐久性能確保にメドがついたと評価した。

また、試験結果などから、一定の条件のもとに点検や部品交換周期をとりまとめた保守指針案を、次期試験車両の走行試験に活用し、深度化を図ることにした。

今後は、実用化に向けて、次期試験車両を使用した新幹線、軌間変換、在来線を繰り返し走行する「60万kmを走り込む3モード耐久走行試験」を実施する。同時に今回とりまとめた保守指針案の検証を含む保全性の分析・検証を深度化するとともに、経済性の分析・検証も進める。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  2. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  3. 『マツダ3』、米2026年モデルで「ハーモニックアコースティクスオーディオ」を標準化
  4. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  5. 日産、スーパーハイト軽自動車『ルークス』新型を先行公開、160万円台から秋頃発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る