ランクセス、「タイヤ・テクノロジー・エキスポ2014」に出展

自動車 ビジネス 企業動向
ランクセス
ランクセス 全 1 枚 拡大写真

ランクセスは、2月11日から3日間、ドイツのケルンで開催されたタイヤ産業技術発表展示会「タイヤ・テクノロジー・エキスポ2014」に出展した。

展示会では、ランクセスと完全子会社のラインケミーライナウの専門家が多岐にわたる発表を行った。合成ゴムのパイオニアであるランクセスの専門家は「高性能タイヤは、自動車メーカーが製造する車両の燃料消費を削減し、CO2排出量削減目標値の達成に貢献するだけでなく、一般消費者の燃料コストの削減にも貢献する。高性能ゴム製品とランクセスのノウハウがこれに大きく関わっている」と強調した。

2014年に設立125周年を迎えるラインケミーが、ゴム化合物の品質管理の新コンセプトを提案する「レノウエーブ」を展示したほか、ランクセスは、高性能タイヤ製造を簡素化し、高い加工性を備えた新しいネオジウム触媒ポリブタジエンラバー(NdBR)製品なども展示した。

ランクセスの専門家であるハイケ・クロペンブルク氏は、高性能タイヤの加工性を向上させるNdBRグレードに関する発表の中で、そのメカニズムについて説明した。「マクロ構造の改良により、ポリブタジエンは、優れた混合と押出し特性を持ちながら、標準ムーニー粘度を備えた(EZ)NdBRグレードの性能レベルを達成した。新しいEZグレードを開発する上で重要な要素の一つは、ゴム分子のマクロ構造に関する高度な知識で、ランクセスのポリマー試験センターにおいて非常に複雑なレオロジー試験方法などを実施することで蓄積することができた」と述べた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. スクーターに求めるのは日常か、非日常か? “個性つよつよ”な2台、ヤマハ『NMAX155』とホンダ『ADV160』を徹底比較!
  3. 話題の日産の新型セダン『N7』がお目見え! 日本導入に期待せざるを得ない…ジャパンモビリティショー2025
  4. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  5. シトロエンの超小型EV『アミ』、初のマットブラック仕様「ダークサイド」登場…約157万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る