マレーシア銀行産業の信頼度、高い傾向=E&Y調査

エマージング・マーケット 東南アジア

会計事務所のアーンスト・アンド・ヤング(E&Y)が実施した銀行産業に関する調査で、マレーシアの顧客が銀行に対して持つ信頼度が高まっていることが明らかとなった。

世界やアジア太平洋地域でも銀行産業に対する信頼度は高まる傾向にあり、マレーシアの回答者の3分の2が過去1年間で銀行への信頼が高まったと答えた。アジア太平洋地域で最も高い水準となった。また、主要金融サービスプロバイダーに対する信頼もマレーシアでは他国と比べて高いことが明らかになった。

E&Yは43カ国の銀行顧客3万2,000人に対して調査を行った。既存の銀行サービス提供は高く評価されたが、銀行サービスの新たなプロバイダーとの競争にさらされていることも浮き彫りとなった。銀行への信頼には、顧客満足の体験が最も重要で、口座開設や閉鎖の理由にも顧客経験が大きく影響することがわかった。マレーシアの銀行顧客は、支店の立地や様々なサービスを一カ所で利用できるかを重視する傾向にあるという。

マレーシア人回答者の45%程度が過去1年間に銀行口座の開設または閉鎖をしたと答えており、顧客満足度の充実が重要だという。
(ベルナマ通信、3月4日)

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  2. 三菱『デリカD:5』18年目の大幅改良で「原点回帰」、期待されるフルモデルチェンジは? 開発責任者「デリカを終わらせてはいけない」
  3. 日産、NISMO特別モデルと フェアレディZ 改良新型を発表へ…東京オートサロン2026
  4. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
  5. 注目の125ccスクーター2台をガチンコ比較!「静粛」のアクシスZか?「快活」のアドレス125か?
  6. トヨタ『RAV4』新型、日本精機のスロープ表示ヘッドアップディスプレイ初搭載
  7. 日産『セレナ』改良新型、「LUXION」「ハイウェイスターV」が新グリルで表情一新…278万5200円から
  8. トヨタ『RAV4』新型、3つのスタイルで登場…まずはハイブリッドを450万円から発売
  9. ヤマハが新基準原付を2026年3月、日本発売へ…台湾から『ジョグ125』導入
  10. ホンダ『ステップワゴン』30周年記念車、マルチビューカメラなど快適装備を追加…409万8600円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る