日産車体、湘南地区の再編が完了…新本館が完成

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日産車体、湘南地区の再編が完了
日産車体、湘南地区の再編が完了 全 1 枚 拡大写真

日産車体は、湘南工場第2地区に建設中だった新本館が竣工し、湘南地区の再編が完了したと発表した。

今回竣工した4階建て新本館は、現在湘南工場第1地区にある本社機能や生産技術部門・管理部門の各部署が3月末までに移転する予定。

新本館の屋上は、大津波警報発表時の避難場所として地域住民にも開放する施設としており、平塚市から「津波避難ビル」の指定を受けた。

同社は2007年2月に、日産車体九州の工場新設に伴って、湘南工場第1地区の閉鎖を決定した。2010年1月に日産車体九州の新工場が稼動開始して以来、湘南地区の再編を進めてきた。

2012年2月には、同工場第1地区で車両生産、2012年12月には、第4地区での車両生産を終了した。全ての車両生産を同工場第2地区に集約し、2013年1月からは、新生・湘南工場として、その特徴である多車種混流生産とフレキシブルな生産体制を活かして、商用車やSUVを中心に、効率的な生産体制を構築してきた。

湘南工場第1地区の土地の活用については、平塚市と協議した上で、「土地利用方針の策定」、「用途地域の変更」、「地区計画の決定」などを盛り込んだ「都市計画提案書」を平塚市に提出した。

現在は、平塚市庁内で審査されており、今後は、都市計画決定手続きへと進む予定。

昨年7月には、同工場第1地区のうち、日産車体が樹脂工場を残置するエリアを除いた土地を、三井不動産への売却が決定、昨年秋から、順次建屋の解体を開始しており、今月からは、土壌改良工事も開始している。都市計画の決定を前提に、2015年3月に、土地の引渡しを予定している。

湘南工場第4地区も、昨年11月にトノックスに売却した。今回の新本館竣工に伴い、第1地区の従業員は、今月末までに新本館を始め、湘南工場内の事務所、テクノセンター(平塚市大神)に移転を完了し、車両生産体制の集約を含む湘南地区の再編は完了する。

同社では、湘南地区の再編が完了したことで、今後は平塚での事業の継続・強化と、新生・湘南工場での競争力向上を図るとしている。

《レスポンス編集部》

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