2月のロシア新車販売、2%減…日産は31%増で2位に浮上

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新型日産 アルメーラ
新型日産 アルメーラ 全 7 枚 拡大写真

欧州ビジネス評議会(AEB)は3月11日、2月のロシアにおける新車販売の結果を公表した。商用車を含めた総販売台数は、20万6476台。前年同月比は2%減と、2か月連続で前年実績を下回った。

ブランド別トップは引き続き、ロシア自動車大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」。2月は3万0896台を売り上げたものの、前年同月比は16%減と、12か月連続で前年実績を割り込む。販売の主力は『Granta』で、前年同月比8%減の1万1280台。

2位には、日産が1月の4位から浮上。2月は1万7158台を販売し、前年同月比は31%増と、4か月連続の前年実績超え。新型車の『アルメーラ』が4481台、先代『エクストレイル』が45%増の3229台と牽引役を果たす。

3位は、ルノーが1月の2位から後退。2月は、前年同月比9%増の1万6721台と、2か月ぶりのプラス。新型を投入した『ダスター』が、前年同月比26%増の7541台と引き続き好調。

4位はヒュンダイモーターで、1月の5位から上昇。その販売台数は1万3901台で、前年同月比は3%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。小型セダンの『ソラリス』(海外名:『アクセント』)が、前年同月比3%増の8660台と、2か月ぶりに増加した。

5位は、韓国ヒュンダイモーター傘下のキアモーターズで、2月の3位から後退。2月は1万3303台にとどまり、前年同月比は6%減と、7か月ぶりに減少した。コンパクトカーの新型『リオ』が、前年同月比13%減の5874台と、7か月ぶりに減少。

6位は、1月と同じくGMのシボレー。その販売台数は1万2448台で、前年同月比は4%減と2か月連続の前年割れ。SUVの『ニーバ』は15%減の3625台と、2か月連続で減少。小型セダンの『クルーズ』も、5%減の3542台と2か月ぶりのマイナス。

7位のトヨタは、1月の8位から上昇。2月は1万1892台を販売。前年同月比は43%の大幅増で、6か月連続の前年実績超え。『RAV4』が146%増の2537台と、引き続き好調。新型を投入した『カローラ』も、62%増の2613台と、2か月連続のプラスとなった。

8位のフォルクスワーゲンは、1月の7位から後退。2月は1万1390台を売り上げたものの、前年同月比は9%減と、2か月連続で前年実績を下回った。主力の『ポロ』が5105台を売り上げ、前年同月比は1%増と、2か月ぶりに前年実績を上回っている。

《森脇稔》

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