【トヨタ ノア & ヴォクシー 発売】ナビゲーションはDOPが9型大画面、MOPはBlu-ray対応が売り

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メーカー(ライン装着)オプションのSDナビゲーションシステム
メーカー(ライン装着)オプションのSDナビゲーションシステム 全 7 枚 拡大写真

トヨタのミドルサイズミニバンの『ヴォクシー』『ノア』が3代目に切り替わった。5ナンバー枠をギリギリまで使い切るパッケージング(一部エアロ装着グレードは3ナンバー扱い)は初代から変更ないが、ハイブリッドモデルをついに投入してきたことは大きな話題となっている。

両モデルは量販モデルだけにオーナーの個性を演出するドレスアップアイテムやアクセサリーは多彩に揃うが、注目すべきなのは新機軸を取り入れたカーナビゲーションのラインナップだ。

メーカー(ライン装着)オプションのSDナビゲーションシステムはBlu-rayの再生に対応していることが売り。Blu-ray再生ナビといえば、以前アイシンAWがディーラー(販売店)オプション(DOP)向けとして『8インチプレミアムBDナビ(NHBA-X62G)』『プレミアムBDナビ(NHBA-W62G)』を提供していたが、映像コンテンツのコピー保護規格のひとつ「AACS(Advanced Access Content System)」の絡みで販売終了となっていた。アイシンAWのVIT事業本部営業部の松本昌大氏によれば、「現時点でBlu-rayを再生できるナビはMOP/DOPを通じてこのモデルのみ」とのこと。

このMOPナビもアイシンAWが手がけており、昨今のスマートフォン/タブレット普及を反映して静電式タッチパネルを採用し、フリック/ドラッグ/ピンチイン/ピンチアウトといったマルチタッチによる操作インターフェースを持つ。DOPナビではステアリングスイッチでの操作が音量調節のみとなるが、こちらのMOPナビはマルチインフォメーションディスプレイと連動してオーディオ機能の操作が可能となっている。

またこのMOPナビ、当然のことながら通信サービスのG-BOOK mXに対応するが通信モジュール(DCM)搭載は選べない。ビルトインナビのトレンドとなりつつあるWi-Fiには残念ながら非対応なので通信機能を利用するには携帯電話のBluetooth経由、ということになるが、富士通やシャープなど一部のモデルを除いて大多数のスマートフォンは「DUN(Dial Up Netowork)」プロトコルに非対応。スマートフォンユーザーは注意が必要だ。なお、対応端末についてはトヨタの公式ウェブサイトで検索できる。

このSDナビシステムは、ETCユニットやインテリジェントパーキングアシスト(バックガイドモニター)、パノラミックライブサウンドシステムなどとのセットで税抜き36万3000円。前出の松本氏は「消費税も考慮してトータルで見るとおよそ40万円の出費になるが、ETCやバックモニターを含めての価格ということで、ステアリングスイッチでの操作性やインテリアにマッチしたデザイン、そしてBlu-ray再生機というMOPならではのメリットを打ち出したい」と述べる。

また、DOPには大画面9型モニターを採用した「9インチ スマートナビ(NSZT-Y62G)」をラインナップする。こちらは先に登場した『ハリアー』に合わせて新たにDOPラインナップに加わったモデルで、富士通テン/アイシンAW製。富士通テンの市販ナビの一部で採用された『ニンテンドーDS』との連携(連携機能を利用するには専用のソフトが必要)が可能だ。画面下には音量プラス・音量マイナス・メニュー・オーディオ・現在地という使用頻度の高い5つのハードキーが設置され、使いやすさにこだわった仕様となっている。

なお、この9インチ スマートナビはDCMの搭載・非搭載が選択でき、DCMモデルが税抜き27万4500円、非DCMが同23万2500円だ。

松本氏は「ノア/ヴォクシーのようなファミリーが乗るモデルでは、大画面やリアモニターへのニーズが高い。これまで市販ナビに先行されていたが、今回DOPで9インチクラスの大画面タイプをラインナップしてニーズに応えた」と述べる。

ヴォクシー/ノアにはこのほか、7万8500円という低価格の「エントリーナビ(NSCP-W62)」、HDMI端子をパネル前面に持ちスマホ連携も可能な「マルチリンクナビ(NSLN-W62)」(12万5500円)、9インチモデルと同機能を持つ「スマートナビ(NSZT-W62G)」(DCM19万7500円、非DCM15万5500円)、そしてツインスイッチ&コマンドスクリーンやスマホアプリ「smart G-BOOK ARPEGGiO」対応などが特徴の「エクセレントナビ」(DCM22万7000円、非DCM18万5000)をラインナップする。

《北島友和》

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