政府系電力会社テナガ・ナショナル(TNB)は、今年6月にも送電効率化を図るためのスマートグリッドの実験プロジェクトに着手する。
13日に開催された「持続可能なビジネスのためのエネルギー効率化セミナー」に出席したロスラン・アブドル・ラーマン広報担当役員によると、プトラジャヤとマラッカに1,000基のスマートグリッド・メーターを設置するというもので、1年間にわたって測定を行う。
スムーズに導入及びモニタリングが行えるように、すでに実験プロジェクトに先立つ初期研究及び準備作業に着手している。実験プロジェクトが成功すれば、これを全国に拡大する。
テナガは2012年6月、研究開発子会社のTNBリサーチを通じてスマートグリッド通信会社のトリリアント・ホールディングスと技術提携を結んでいた。
マレーシアでは向こう5年の電力需要が年間5%のペースで拡大し、20年後には2倍になると見込まれている。
(マレーシアン・リザーブ、3月14日)