SPNとエコラインが経営統合で合意、自動車リサイクル事業を強化…合併新会社は「JARA」

自動車 ビジネス 企業動向

SPNと、豊田通商の子会社であるエコラインは、自動車リサイクル事業を拡大していくため、4月1日付けで経営統合することで合意した。

両社はこれまで、自動車リサイクル部品のネット販売システムで連携し、リサイクル部品の相互販売・流通・取引を行ってきた。ネット取引の拡大、ハイブリッド車部品の増加など、自動車アフターマーケットや、リサイクルビジネス市場環境の変化に対応し、会員企業へのサービス強化を図るため、合併する。

存続会社はSPNで、社名を「JARA(日本自動車リサイクラーズ・アライアンス)」に変更する。JARAは、エコラインの100%出資株主である豊田通商に対し、合併の対価としてJARAの株式42%を譲渡するとともに、豊田通商グループから取締役3人を受け入れる。

SPNは、2003年設立で、自動車リサイクル部品流通管理システムの管理運用と開発、全損車両や使用済み車両の情報処理と適正処理の指導、自動車リサイクルビジネスのコンサルティング事業を展開してきた。

エコラインは、2001年設立で、自動車リサイクル部品のネットワーク運営に関わる各種事業、廃棄物管理に関わるコンピューターソフトウェア開発関連事業を行ってきた。

リサイクル部品流通ネットワークの会員数はSPNが83社、エコラインが103社。

両社は、今回の経営統合により、リサイクル部品流通ネットワークの強化や本部機能の強化・効率化、会員間のリサイクル部品の流通量拡大促進策を展開する。これによって国内外の自動車アフターマーケットで、付加価値の高いビジネスを推進していく。

《レスポンス編集部》

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