日立金属は3月17日、技術・販売提携関係にあるインドの自動車鋳物製造会社2社を子会社化すると発表した。
日立金属は、グループ会社の南陽金属とHitachi Metals Singaporeが、技術・販売提携関係にあるインドのRPSビカス社とガリマビカス社に資本参加。日立金属グループが51％を出資し、子会社化する。
インド系や日米欧系自動車メーカーに顧客基盤を持つ両社を子会社化することで、需要の増加が期待されるインドにおいて、競争力の高い高靱性ダクタイル鋳鉄HNMの生産・供給体制を構築する。
また、従来から高靱性ダクタイル鋳鉄HNMの生産を行う日本（真岡工場）、韓国（南陽金属）、米国（Hitachi Metals Automotive Components）に、今回のインドを加えることで、世界4極での生産・供給体制を確立。世界の自動車需要に対し、より機動的な対応を目指していく。
