宮川大使が着任会見、MAS機捜索状況などを説明

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マレーシア航空
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先頃在マレーシア日本大使館に着任した宮川眞喜雄 大使が18日に記者会見を行い、自衛隊や海上保安庁によるマレーシア航空(MAS)MH370便捜索などについて説明を行った。

宮川大使は、今回の国際緊急援助隊の派遣が捜索活動に絞って行われる初のケースであることを強調。マレーシア側から要請されたという歓迎すべき事案であるとし、今後も続けていく考えを示した。その上で、これまで半島東方のタイ湾を捜索してきたが、インドネシアからインド洋南東部方面の捜索が重点的になるとの見方を示した。

中国政府が情報不足や錯綜などについてマレーシア政府を批判していることについて、宮川大使は特に情報や捜索オペレーションに問題は起きていないと指摘。今後の捜索範囲は、統括しているマレーシアの本部サイドの指示しだいだとした上で、場合によっては中央アジアなどに展開する可能性もあるとし、その場合は拠点を移す可能性もあるとした。現在の拠点はセランゴール州スバン空港。

日本政府は、航空自衛隊のC-130輸送機2機、海上自衛隊のP-3C哨戒機2機、海上保安庁のガルフストリームV捜索機1機で捜索活動を実施中。派遣人員は総勢107人に上っている。

また宮川大使は日・馬経済関係について、昨年訪日したナジブ・ラザク首相が日本からのハイテク分野での投資に期待を表明したことを強調。クアラルンプール-シンガポール間の高速輸送システム(HSR)など日本企業による大型事業獲得への期待を示した。

伊藤 祐介

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