チャイルドシート購入時に陥りやすい3つの“誤”……タカタが意識調査

自動車 ニューモデル 新型車
「チャイルドシート購入時に最も重視する点」で、「安全性」を挙げる人はは半数に留まる
「チャイルドシート購入時に最も重視する点」で、「安全性」を挙げる人はは半数に留まる 全 4 枚 拡大写真

 レジャーシーズンの春を迎え、車で出かける頻度も高くなることから、チャイルドシート購入を検討している人も多いのではないだろうか。チャイルドシートメーカーのタカタが「チャイルドシートに関する意識・実態調査」を行っている。

 調査は、直近1年以内にチャイルドシートを購入した男女480名と、今後半年以内にチャイルドシート購入予定の男女160名の合計640名、調査期間は2013年10月15日(火)~10月20日(日)。

■「誤解」「誤装着」「誤認識」という3つの“誤”

 まず、「チャイルドシートの購入を検討し始めたのはいつ頃か?」という質問では、57%が「妊娠中」と答え、「出産後」(43%)を上回る結果となった。また、購入検討期間については、29%と3人に1人が「1ヶ月以上」と回答。時間をかけて入念にチャイルドシートを選んでいる人が多いことがうかがえる。

 次に「チャイルドシート購入時に最も重視する点」について聞くと、トップは「安全性」で53%。以下、「使い勝手(機能性)」(23%)、「価格」(11%)、「サイズ」(6%)、「評価・評判」(2%)と続き、「安全性以外」の点を最重視している人がおよそ半数にのぼることが明らかとなった。事故が起こってからでは遅いのが「チャイルドシート」。 「安全性」を最重視した選び方が、安心・安全のドライブに繋がる。

 チャイルドシートの「安全性」を確かめる方法としては、国土交通省と自動車事故対策機構が「チャイルドシートアセスメント」を公表している。これらを確認し、実際にお店でチャイルドシートを自分で取り付けて“グラつかないか”をチェックすると良い。

■簡単に正しく装着できてグラつかないチャイルドシート選び

 警察庁/日本自動車連盟の調査によると、チャイルドシートの誤装着は乳児用・幼児用合わせて63.9%(2013年4月)だという。実際に、チャイルドシート使用者に、「チャイルドシートが正しく装着されているか不安に感じることはあるか?」と質問すると、64%が「ある」と回答。装着が難しいものは誤装着のもと。誰でも簡単に正しく装着できて、グラつかないチャイルドシート選びがポイントとなる。

 日本国内において2012年7月以降に発売されているすべての乗用車(※9人乗り以下の乗用車)には「ISOバー(取り付け金具)」の装備が義務化された。「ISOFIX」とは、チャイルドシートをシートベルトで固定しないで、「ISOバー」に固定する新しい固定方法。1989年からISO(国際標準化機構)の国際会議で協議され、1999年に国際規格化された世界共通のチャイルドシート固定方法となった。

 この「ISOFIX」の認知について調べたところ、「確かに知っている」と答えた人はわずか21%。「聞いたことがある」が20%で、59%は「知らない」と回答した。一方、「ISOFIX」の説明をした後に、「ISOFIX固定タイプのチャイルドシートを利用したいと思った」と答えた人は64%に。「ISOFIX」を知ることで、チャイルドシートを買う際のポイントになりそうだ。

 国土交通省と自動車事故対策機構が安全なチャイルドシート選びのために毎年行っている安全性能の評価試験「チャイルドシートアセスメント」では、タカタ製チャイルドシートのうち、2004年度に「takata04-neo」、2010年度に「takata04-smartfix」、2011年度には「takata04-i fix」が、それぞれ乳児用・幼児用の両モードで最高評価の「優」を獲得している。両モードダブルで「優」を獲得したのは、国内外50機種以上あるチャイルドシートの中でも、タカタのチャイルドシートのみとなっている。

 万一の事故から子ども安全を守るには、チャイルドシートがクルマにしっかり取り付けられていて“グラつかない”ことが重要。そのためには、母親ひとりの少ない力でも確実に固定できることが望まれる。タカタでは、“安全を簡単にする”ための技術をチャイルドシートに取り入れている。

 また、タカタでは日本マタニティフィットネス協会が主催する「マタニティ&ベビーフェスタ2014」に出展するほか、チャイルドシートを10名にモニタープレゼントするキャンペーンも予定している。「マタニティ&ベビーフェスタ2014」は4月5日(土)、6日(日)にパシフィコ横浜で開催。モニタープレゼントキャンペーンの実施期間は4月5日(土)~5月31日(土)。

《関口賢@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  2. ダイハツ滋賀・大分工場、部品供給不足で稼働休止…7月8-11日
  3. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. 「クラシックmini」がレストモッドで蘇る! 限定生産で約1490万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る