行方不明マレーシア航空機、浮遊物体いまだ見つからず…「沈んだ可能性も」豪州副首相
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ウォーレン・トラス副首相は、物体が捕捉されたのが16日だったことを明らかにした上で、時間が経っているのですでに海底に沈んでしまった可能性があると述べた。豪州政府がレーダーで確認した物体は大きい方が長さ24メートル、小さい方が長さ5メートルほどもあった。
現場はインド洋南東部、西オーストラリア州パースから南西に2,500キロメートルの地点で、20日に続いて21日も豪州空軍のP-3オライオン哨戒機など4機が現場に向かったが、天候不順による視界悪化と長距離のために最初の1機はすでに帰投している。米海軍のP-8ポセイドン哨戒機も捜索に加わっている。
片道4時間もかかるため、航続距離の限界から捜索は2時間ほどしか行えないという。
付近を航行中のノルウェーの自動車運搬船が現場に向かっている。中国も軍用艦船3隻と砕氷船1隻を向かわせている。
豪「メイルオンライン」は豪州の安全保障の専門家の話として、浮遊物がもしMH370便の残骸だった場合、故障などが原因で墜落したのではなく、ハイジャックその他の人為的な問題が関係した可能性が高いとの見方を紹介した。
マレーシアの「ザ・スター」は、MH370便が行方不明になった直後に、メッカ巡礼からクアラルンプールに戻るサウジアラビア航空機の乗客が、アンダマン諸島付近で海上に航空機のようなものが浮いているのを目撃したとの話を掲載。破片が海流によってインド洋南東部まで運ばれた可能性があるとの見方を紹介した。
《伊藤 祐介》
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