ひき逃げの罪で警察庁技官の男を起訴、事故後にクルマを転売

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今年1月、北海道旭川市内の市道で76歳の女性をひき逃げしたとして逮捕された警察庁の技官を務める41歳の男について、旭川地検は19日、この男を自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)の罪で起訴した。

問題の事故は2014年1月27日の午後8時50分ごろ発生している。旭川市春光町付近の市道で近くに住む76歳の女性が頭から血を流した状態で倒れているのを通行人が発見。女性は近くの病院へ収容されたが、多発性の外傷に伴う出血性ショックなどが原因で死亡した。

警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。目撃情報や防犯カメラの映像から、事故を起こしたRVを特定。クルマは道内の中古車販売業者を通じて岐阜県内に転売されていたが、現場で採取した破片と破損部位が一致。事故当時にこのクルマを所有し、警察庁の地方機関にあたる北海道警察情報通信部・旭川方面情報通信部に所属する41歳の男を容疑者と断定し、ひき逃げ容疑で逮捕していた。

聴取に対して男は「怖くなって逃げた」などと供述。これまでの調べで容疑への関与を大筋で認めており、検察はひき逃げの罪で19日までに男を起訴している。

《石田真一》

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