マルチ・スズキ・インディアとヒーロー・モトコープは、4月から5月にかけて自動二輪車を増産する計画であるとフィナンシャルエクスプレスが伝えた。
これは税率の引き下げに伴い、4月の初旬に始まるヒンドゥー教の祭、ナヴラトリに合わせての消費を見込んだものである。
マルチ・スズキは4月5月の間に重要部品の供給を8%増産し、ハリヤナ州の2つの製造工場の増産率を12%まで引き上げたいとしている。
この増産は、減税が適用される6月までの期間限定となる見込み。
ヒーロー・モトコープは、輸出向けと国内向けに合わせて従来の毎月55万台から60万台に増産したいとしており、これは来月から2か月間での売り上げ増加を見込んでのことである。
他の自動二輪車メーカーも同様に売上増に期待しており、ホンダカーズインディアではラジャスタン州にある工場をフル稼働させている。
その一方、マヒンドラやタタ・モータースは現状の生産体制を維持しており、需要の高まりに在庫数で応えようとしている。だが、来月からトラクターの生産は増加すると考えられている。
この減税措置はここ2年間伸び悩んだ業績にとっての刺激とはなっているが、問題はその後、再び売上を回復できるかが注目される。