【MINI 新型発表】新型の狙いは、「第一印象は何が違っているかわからない」

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7年ぶりにモデルチェンジした新型『MINI』は、すべてが一新されたといっても過言ではないほどのレベルだという。

そう話すのはMINIマーケティング・ディビジョンプロダクトマネジメントマネジャーの岡田信之さん。「しかし、第一印象は先代MINIと何が違うのかわからないかもしれない」という。「実は、まさしくその通りで、それが今回のモデルチェンジで狙っているところだ」と岡田さん。

「MINIの世界観を最新の技術を使って一から再構築したことが、今回のフルモデルチェンジの最大のポイントだ」と話し、「“THE NEW MINI. THE NEW ORIGINAL.”というメッセージにもそのような意味が込められている」と述べる。

その最新の技術はパワートレインにも採用していると岡田さん。「クーパー、クーパーSともターボエンジンを搭載。特に先代が自然吸気エンジンだったクーパーに関しては、日本で9割近くを占めるATと、低速からトルクのあるエンジンとの相性から、ドライバビリティがより向上。効率の面でも、エンジンオートスタートストップ機能がAT車に付けられるようになったこともあり、燃費は大幅に向上している」と説明する。

そして、電子装備系が充実したことも重要だ。岡田さんは「これまで若干遅れていたことは否めない。特に日本メーカーはそのあたりの採用は早いので、ユーザーにとってのあたり前装備になりつつあるものが採用出来ていなかった」といい、「今回の一新を機にナビゲーションをはじめ、前車接近警告機能、衝突回避軽減ブレーキ、アクティブクルーズコントロールなど採用し、商品力は大幅にアップした」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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