日産自動車は4月14日、新型『ムラーノ』の概要を明らかにした。実車は4月16日、米国で開幕するニューヨークモーターショー14でワールドプレミアされる。
ムラーノは、日産の最上級クロスオーバー車。現行型は2世代目モデルで2007年秋、ロサンゼルスモーターショー07で発表された。デビューから6年以上を経て、ムラーノに3世代目モデルが登場する。
新型ムラーノは、ミッドサイズクロスオーバー車のセグメントにおいて、新たな基準を打ち立てることを目指して開発。斬新なデザイン、プレミアムなインテリア、先進のテクノロジーなどが重視された。
日産は2013年1月、デトロイトモーターショー13にコンセプトカーの『レゾナンス』(RESONANCE)を出品。新型ムラーノの外観デザインには、このレゾナンスのモチーフが反映された。日産の最新デザイン言語も導入し、「V-モーション」と呼ばれるフロントマスク、ブーメラン状のヘッドライト、フローティングルーフなどを採用。
インテリアは、ラウンジ感覚の提供がテーマ。インパネの高さを抑え、センターコンソールをワイド化。大型のパノラミックルーフが用意され、頭上空間に開放感をもたらす。オプションで、「日産コネクトSM」と呼ばれる車載インフォテインメントや、BOSE製の11スピーカーオーディオが選択できる。レザーシートの色は3タイプ。
搭載エンジンは、3.5リットルV型6気筒ガソリンが標準。トランスミッションは、CVTの「エクストロニック」を組み合わせる。駆動方式は、FFと4WDを設定。米国での発売は、2014年後半が予定されている。