情報通信研究機構 ドイツ航空宇宙センターと研究協力 衛星光通信などを研究

宇宙 テクノロジー
NICT本部にて研究協力協定に調印したNICT 坂内 正夫 理事長(右)、DLR Johann-Dietrich Worner 長官(中)、DLR Hansjorg Dittus 宇宙研究分野担当上級役員(左)
NICT本部にて研究協力協定に調印したNICT 坂内 正夫 理事長(右)、DLR Johann-Dietrich Worner 長官(中)、DLR Hansjorg Dittus 宇宙研究分野担当上級役員(左) 全 2 枚 拡大写真

2014年4月17日、情報通信研究機構(NICT)は、ドイツ航空宇宙センター(DLR)と情報通信技術での研究協力協定を締結したと発表した。人工衛星と地上、また人工衛星どうしを結ぶ光通信の実験などで協力する。

4月16日、NICT 坂内正夫理事長と来日中のヨハン・ディートリッヒ・ヴェルナー ドイツ航空宇宙センター長により、研究協力協定の調印が行われた。NICTとDLRは、画像など大容量のデータを送信できる宇宙光通信の技術に着目している。

すでに2008年より、NICT、DLR、欧州宇宙機関(ESA)共同で各機関が保有する光地上局とDLRが開発したレーダー地球観測衛星「TerraSAR-X(テラサー エックス)」との間での衛星-地上局間レーザ伝送実験を行っている。NICTは東京・小金井本部に口径1.5メートルの光通信望遠鏡を保有しており、また今後は日本の超小型衛星に光通信実験モジュールの搭載なども予定している。

今後、両機関は地球の低軌道を周回する衛星と地上間の大容量光通信の実現に向けて実験協力や共同研究を行う。地上の異なる地点で、それぞれ異なる大気の状態が宇宙光通信に及ぼす影響を測定したり、天候などに左右されずに宇宙光通信を異なる地点で互いにカバーする「サイトダイバーシティ技術」など、安定的な光通信を実現するための宇宙通信実験を検討するという。

《秋山 文野》

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