【フェラーリ カリフォルニアT 発表】“日常のフェラーリ”、2450万円から

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フェラーリ・カリフォルニアT
フェラーリ・カリフォルニアT 全 16 枚 拡大写真
フェラーリ・ジャパンは4月17日、ジュネーブショー14で発表された、『カリフォルニアT』を日本で公開した。価格は2450万円(税込)で、納車は今年後半になる予定だ。

フェラーリ極東エリア統括マネージング・ダイレクターのジュゼッペ・カッターネオ氏によると、カリフォルニアTは1957年に発表した『250GTカリフォルニア』が起源だという。「当初からフェラーリにとって“カリフォルニア”とは、素晴らしい優雅さ、そして、レーシングカーらしい洗練されたスポーツ性を意味しており、フェラーリでは特にこのスポーツ性が重要なのだ」と話す。

また、カッターネオ氏は近年の『カリフォルニア』ユーザーについて、『7割は新規のフェラーリユーザーだ』と述べる。つまり、「新規顧客を獲得し、新しいマーケットを開拓しているモデルだ」と位置づける。

また、「他のフェラーリと比較し毎年の走行距離が30%長く、また、毎日の使用頻度も50%も多い。さらに、65%が、複数人数で乗車している」と市場を分析。「通常フェラーリはとてもエゴイスティックで、一人で乗るクルマのイメージだと思われているが、実はカリフォルニアは複数人数で乗車していることから、“日常のフェラーリ”だ」とポジショニングする。

カッターネオ氏は、「崇高な優雅さ、スポーツ性、多様性、エクスクルーシビティといった要素は、1950年代のカリフォルニア以降、全てのカリフォルニアが継承しており、そこに、たくさんの革新性が盛り込まれているクルマがカリフォルニアTだ」と説明。

「新しいV型8気筒ターボチャージャーエンジンを搭載。さらに、最新のF1-Tracに加え、最も先進的なダンパーとサスペンションを投入することで、技術革新に満ち溢れたクルマに仕上がっている」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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