【新聞ウォッチ】マツダ、「足腰の強さ」で今期も最高益更新の見通し

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2014年4月18日付

●4月景気判断下方修正、月例報告、消費増税で反動減(読売・1面)

●日本勢米市場に戦略車、NY自動車ショー(読売・10面)

●TPP日米閣僚協議、米仕様車の認証要求、ブレーキなど日本慎重(産経・1面)

●日立・マツダ最高益、円安一巡も2期連続、今期見通し(日経・1面)

●富士重、米でEV再参入、エコ戦略、トヨタと協力(日経・3面)

●フェラリーにターボ搭載、新型スポーツ車公開、エンジンにF1の技術(日経・13面)

●ブラジル参入にマツダ会長意欲、同業と提携模索(日経・15面)

●私の履歴書、豊田章一郎、石油危機策(日経・40面)

ひとくちコメント

来週から2014年3月期の決算発表が本格化するが、大手製造業の収益が力強さを増しているという。きょうの日経が1面トップで報じている。

それによると、日立製作所はインフラ関連の伸びが利益を押し上げ、2015年3月期の利益が2年連続で最高益となる見通し。自動車業界も好調を持続、マツダが今期最高益を見込むと伝えている。

自動車は、円安の追い風が一巡し、消費増税の逆風も吹くが、米欧や新興国など世界的に需要を取り込んで成長につなげることで収益を確保する狙いのようだ。

マツダの場合、前期は円安で利益を押し上げたが、今期はほぼなくなる。それでも最高益を更新できるのは、「企業自身の足腰の強さにほかならない」(日経)と指摘。

折しも、米国ではニューヨーク国際自動車ショーが開幕。きょうの各紙も日本車メーカーの話題を中心に取り上げているが、読売は「日本勢米市場に戦略車」とのタイトルで掲載している。

このうち、マツダは、小型スポーツカーの次期『MX-5』(日本名・ロードスター)の車台を公開。「富士重工業に比べて、ブランド力のアピールで出遅れている」という山内孝会長のコメントとともに、独自の低燃費技術「スカイアクティブ」を売り込むと報じた。

ただ、マツダは、ニューヨークのモーターショー会場で行われた世界22カ国の自動車ジャーナリストにより選出される「2014年World Car of the Year」の最終結果では、最終選考の3台に日本車として唯一『Mazda3』(日本名:マツダ アクセラ)」が残っていたが、残念ながら受賞とはならなかったようだ。

《福田俊之》

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