マレーシアで多くの保険会社が保険料引き上げ実施 医療費高騰で最大20%も

エマージング・マーケット 東南アジア

医療費が増加傾向にあることで保険請求額も増える傾向にあり、多くの保険会社が最大20%の保険料引き上げに踏み切っている。

英字紙「ザ・スター」が伝えた。マレーシア生命保険・金融アドバイザー協会(Namlifa)のコー・チュイ副会長によると、保険会社の多くがここ数カ月で投資リンク型、医療保険、健康保険商品の保険料を引き上げた。

保険契約の内容をアップグレードせずに保険料を引き上げる会社もあるが、保険会社はこうした保険料引き上げを書面で30日前に通知する必要がある。保険加入者は引き上げに従わないと保険自体が無効になる恐れもあるという。

Namlifaによると、保険アドバイザーは保険料引き上げについて加入者に説明するのを困難だと感じているが、インフレを受けて引き上げを行わざるを得ない状態だという。Namlifaは中央銀行バンク・ネガラ・マレーシア(BNM)と協力しあい、保険産業をより持続可能にするため努力するとしている。

プルデンシャル・アシュアランス・マレーシア(PAMB)は先ごろ、保険加入者に対して個々の契約応当日に、投資リンク型保険であるPRUメジャー・メッド・プラン(PMM)の保険料および手数料を引き上げると発表している。それぞれのプランに応じて引き上げ幅は違うという。

千田真理子

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