【フェラーリ カリフォルニアT 発表】ブランドの伝統をディテールデザインに反映

自動車 ニューモデル 新型車
フェラーリ・カリフォルニアT
フェラーリ・カリフォルニアT 全 16 枚 拡大写真

フェラーリ・ジャパンが導入を開始する『カリフォルニアT』のエクステリアデザインには、1950年代の名車、『250テスタロッサ』の“ポンツーンフェンダー”と呼ばれる独特のフェンダー形状がモチーフとして取り入れられた。

フェラーリ極東エリア統括マネージング・ダイレクターのジュゼッペ・カッターネオ氏は、フェラーリは、デザインを含めた車両開発に際して、「実際のユーザーの声を聞き、それを反映させるようにしている」と述べる。

それと同時に、「これまでのモデルも参考にしながら、エンジンなどの構造なども含めて、何が良かったのかを考えている。デザイン面でも、エンジニアリング的な要素を踏まえたうえで、ユーザーの声を反映させている。つまり、ユーザーと一緒に開発しているといっても過言ではない」と話す。

カッターネオ氏は、カリフォルニアTで採用された、250テスタロッサのポンツーンフェンダーのモチーフについては、「モンテゼーモロ会長の意思が大きかったと思う」という。「テスタロッサは非常にアイコニックなモデルで、ベストなフェラーリといっても過言ではない。そこから、テスタロッサを髣髴とさせるようなデザインを、会長は望んだのだろう」と語り、ユーザーの声を踏まえつつ、それだけではなく、フェラーリのヘリテージも大切にデザインしていることを強調した。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  2. 日産『リーフ』新型発売にスタンバイ、家庭用充電器や太陽光パネル設置支援、米国でサービス開始へ
  3. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  4. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  5. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る