【新聞ウォッチ】米フォードCEOにマーク・フィールズ元マツダ社長就任へ

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マツダ社長時代のマーク・フィールズ氏
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2014年4月23日付

●中国用HV生産「現地化」トヨタ・ホンダ、環境技術アピール(読売・8面)

●フォードCEOに元マツダ社長昇格へ、米メディア伝える(朝日・9面)

●スバルライン全線開通へ(朝日・37面)

●米大統領きょう来日、アジア安定日米が主導、首都厳戒態勢 (毎日・1面)

●高速無料化撤回先送り、民主、公約見直し進まず (産経・5面)

●中国の研究拠点、トヨタが初公開 (産経・10面)

●リニア米輸出へ攻勢、あす首脳会談進展期待(東京・7面)

●ルノー、EV中国生産検討、現地調達、日産と協力(日経・9面)

●日野・いすゞ最高益、国内トラックけん引,今期タイ減速で減産不透明感 (日経・17面)

●新製品バトル、電気自動車 (日経・39面)

●私の履歴書,豊田章一郎、レクサス (日経・48面)

ひとくちコメント

米ビッグスリーの一角、フォード・モーターのアラン・ムラリー最高経営責任者(CEO)の後任に元マツダ社長のマーク・フィールズ最高執行責任者(COO)が昇格する首脳人事が決まったという。

ロイター通信など複数の米メディアが「近く発表する」と報じたのを受けて、4月22日夕刊で日経などが取り上げたほか、きょうも朝日,産経などが伝えている。

それによると、ムラリーCEOは2006年9月、航空機大手ボーイングからの異例の転身でフォード入りし、経営不振に陥っていたフォードを合理化などで再建、経営破綻を回避させた。米の自動車市場の回復とともに再建が軌道に乗り、人心一新を図ることにしたとみられる。

CEOに昇格するフィールズ氏は1998年、当時マツダの筆頭株主だったフォードからマツダに送り込まれて、99年には38歳の若さでマツダ社長に就任した。新しいブランドイメージとして「Zoom-Zoom」を展開したほか、『アテンザ』の投入や思い切ったリストラを進め、2002年の退任までマツダの経営再建に貢献した。古巣のフォードに戻ってからも北米事業の再建に尽力し、2012年にはナンバー2のCOOに昇格したことで、次期CEOの最有力候補とされていた。

米ビッグスリーでは、米ゼネラルモーターズ(GM)で今年1月、世界の自動車大手では初の女性CEOとしてメアリー・バーラ氏が就任したことで脚光を浴びたが、一方のフィールズ氏といえば、ハリウッドスター顔負けの甘いマスクの”イケメン”で日本でも女性ファンが多く、経営手腕ばかりでなく、ダンディズムでも話題を呼んでいた。

《福田俊之》

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