東大の戸谷教授らの研究チーム、原始宇宙の中性水素ガスの兆候を発見

宇宙 科学
ガンマ線バーストの想像図(出典:国立天文台)
ガンマ線バーストの想像図(出典:国立天文台) 全 1 枚 拡大写真

東京大学大学院理学系研究科の戸谷友則教授と国立天文台や東京工業大学などの研究チームは、原始宇宙の中性水素ガスの兆候を発見したと発表した。

研究チームは、宇宙誕生後10億年の時代に発生した、ガンマ線バーストと呼ばれる大質量星の爆発現象を、すばる望遠鏡で詳細に解析、中性原子の割合が高い水素ガスによってガンマ線バーストの光が吸収されている兆候を初めてとらえた。

今回見つかった兆候は、これまでで最も不定性が少なく、直接的な方法で得られたもの。

今回の成果は、人類による遠方宇宙の観測が、再電離よりさらに昔の時代に踏み込みつつあることを示唆するものとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. BMW『X5』次期型のデザインが判明! トヨタと共同開発の水素エンジンなど搭載
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. デザインを4割が評価、読者の感情:スズキ『クロスビー』改良新型…価格上昇に戸惑いも
  5. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る