【新聞ウォッチ】「若者よ、もっと海外へ羽ばたけ」豊田名誉会長「履歴書」で叱咤激励

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豊田章一郎氏
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2014年4月28日付

●韓国首相が辞意、船沈没事故対応で引責(読売・1面)

●TPP課題「早急に解決」米マレーシア首脳会談 (読売・1面)

●富岡製糸場世界遺産へ、来場者過去最高4972人(毎日・29面)

●賃上げ15年ぶり2%台、本社一次集計47%「ベア実施」(日経・1面)

●KDDI純利益3割増、15年3月期、20円増配,スマホ好調 (日経・1面)

●私の履歴書,豊田章一郎、固い絆(日経・36面)

ひとくちコメント

ゴールデンウイーク(GW)が始まった。日産自動車など大手自動車メーカーの中には先週の4月26日から5月6日までの11日間、本社機能や工場の稼働を休止するなど、大型連休に入った。

きょうの各紙をみても企業関連の記事は日経が1面トップで「賃金動向調査」の集計結果を取り上げている以外はほとんど見当たらない。

4月1日から日経の最終面に掲載中のトヨタ自動車の豊田章一郎・名誉会長の「私の履歴書」もきょうで27回、残るは30日までのあと2回だけとなった。これまでの読後感を一言で表現すれば、章一郎氏の気配りと人柄の良さがにじみ出ている履歴書である。

そんな中、先週26日の履歴書は、若者にとっては耳が痛いメッセージだった。テーマは「中国」だが、「中国に限らず、グローバル化を進める中で、日本はあらゆる分野で世界の国々と相互理解を深め、お互いに発展していく努力が必要だ」と指摘。

「しかし、最近では、海外への留学を希望する若者が少ないと聞く。私は機会がなかったが、今の若い人にはぜひ、海外へ羽ばたき、日本と世界を結びつける役割を担ってほしい」と締めくくっている。

就職学生の人気企業ランキングで自動車業界が不人気なのは「海外勤務が多い」との理由もあると聞く。語学の壁というよりも治安の悪い国に行かされるリスクを避けたいという若者も増えているそうで、事実ならば情けない。

《福田俊之》

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