JR東日本、横浜線205系もジャカルタ都市鉄道に譲渡

鉄道 企業動向
ジャボタベック社に譲渡された埼京線の205系。今回、横浜線の205系もジャボタベック社に譲渡されることが決まった。
ジャボタベック社に譲渡された埼京線の205系。今回、横浜線の205系もジャボタベック社に譲渡されることが決まった。 全 2 枚 拡大写真

JR東日本とインドネシア鉄道会社、ジャカルタ首都圏鉄道会社(ジャボタベック社)の3社はこのほど、鉄道運営などにおける相互協力を目的とした覚書を締結した。これに伴いJR東日本は、横浜線で運用してきた電車をジャボタベック社に譲渡する。

覚書は鉄道のオペレーションやメンテナンス、マネジメントなどの分野における相互協力を目的として3月26日に締結。JR東日本によると、今後は情報交換や意見交換、人事交流を通じて相互に協力し、交流を深めていく。また、E233系6000番台の投入に伴い余剰となる横浜線の205系電車約170両をジャボタベック社に譲渡。5月下旬から譲渡を開始する。

ジャボタベック社はインドネシアの首都・ジャカルタの都市鉄道を運営している鉄道会社。2本のレール幅(軌間)はJR在来線と同じ1067mmで、電化方式もJRの直流電化線と同じ直流1500Vの架空電車線方式を採用している。2000年以降は日本の鉄道事業者の中古車両が大量に投入されており、東京都交通局の都営三田線6000形やJR東日本の103系、東京地下鉄(東京メトロ)の東西線5000系、東京急行電鉄(東急)の8000系などがジャボタベック社に譲渡されている。

2013年9月からは、E233系7000番台の投入により余剰となった埼京線205系180両がジャボタベック社に譲渡されている。今回の横浜線205系の譲渡により、ジャボタベックの205系は約350両になる。

《草町義和》

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