【新聞ウォッチ】自動車8社決算総括、日産とホンダを除く6社が最高益

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2014年5月13日付

●W杯23人決定、ザック監督、攻撃姿勢鮮明に(読売・1面)

●車8社円安効果1.8兆円、営業益6社が最高(読売・10面)

●パイオニア黒字転換(毎日・7面)

●自工会副会長、経産省OBの永塚氏(産経・10面)

●サカイ快走、日通抜き去る、引っ越し業界首位に(東京・7面)

●三菱ケミカル、大陽日酸買収、税収1000億円超、シェール関連参入(日経・1面)

●「ラクティス」燃費1割向上、トヨタ、エンジン改良(日経・11面)

●日産、今期4%増益、米欧で新車、コスト削減(日経・12面)

●テスラから電池調達を打ち切り、トヨタ、EV向け(日経・12面)

●いすゞ、純利益16%減、今期1000億円、タイ苦戦・先行投資が重荷(日経・15面)

●車の自動運転メリットは、事故や渋滞の損失減らす(日経・28面)

ひとくちコメント

日産自動車が発表したことで自動車大手8社の2014年3月期連結決算がすべて出そろった。きょうの各紙も今回の決算を分析した記事と一覧表を掲載しているが、産経と日経はトヨタグループのダイハツ工業を含めない7社としている。

それによると、ポイントは「稼ぐ力」。毎日は日産自動車とホンダを除く6社の最終利益が過去最高を更新。円安効果に加え、消費増税前の駆け込み需要や、米国を中心とした景気回復基調を受け、国内外で販売台数を伸ばした」として「08年秋のリー マン・ショック以降、社内の構造改革に取り組んだ自動車大手の『稼ぐ力』は着実に高まっている」と伝えている。

読売も見出しは「車8社円安効果1.8兆円、営業益6社が最高」。日産とホンダを除く6社の営業利益がこれまで最高となったと報じた。東京は2015年3月期の業績見通しに焦点を当てて「スズキ、マツダ、富士重工業、三菱自動車の4社の純利益が過去最高となる見通し」を強調している。産経も今期の予想でトヨタを含めて「5社が営業利益で過去最高を更新する」と取り上げた。

また、朝日は「日本の稼ぎ方変調」として、「消える輸出モデル」「研究開発の重み増す」と、円安でも日本からの輸出が伸びにくくなっていることを指摘している。数字をみると、「あっぱれ」としか言いようがないが、今後は各社とも円安効果が期待できないだけに、真の経営力が問われそうだ。

《福田俊之》

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