三井造船、ベトナム・ニソン製油所向けに蒸気タービン発電設備5基を受注

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三井造船は、ニソン石油精製がベトナム北部のニソン経済区で推進しているニソン製油所・石油化学コンプレックス・プロジェクト向けに蒸気タービン発電設備3種5基を受注した。三井造船がベトナム向けタービン発電設備を受注したのは初めて。

今回受注した設備は、コンプレックスに電力を供給する大型発電設備で、コンプレックスを建設する日揮、千代田化工建設、テクニップ、GS建設とSK建設で構成するジョイントベンチャーから受注した。5基合計の出力は約200MW。

三井造船は、日本で設計製作して2015年に順次引渡す。その後、現地で三井造船による技術指導のもと据付・試運転が行われ、2016年に本格稼働に入る予定。

同プロジェクトは、出光興産、クウェート石油国際会社、ペトロベトナム、三井化学が共同で設立したニソン石油精製が進める。ベトナムで2基目となる製油所を含む、製油所・石油化学コンプレックスを新設するもので、ベトナムで今後、需要増加が見込まれる石油製品、輸出用石油化学製品を製造する。

三井造船では、1963年から300基余りの陸舶用、発電用、圧縮機駆動用などの蒸気タービンを製作し、特に産業用発電設備の分野では日本有数のタービンメーカーとなっている。今回、国内外のメーカーとの厳しい競争の中で、三井造船の製品の効率と信頼性が高く評価されて、受注に結びついたとしている。

ベトナムでは今後も、石油精製・化学プロジェクトが計画されており、三井造船では、今回の受注を機に、同国向け営業活動をの強化して受注獲得に注力する。

《レスポンス編集部》

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