ベトナム反中デモ拡大、マレーシア企業も巻き添え被害

エマージング・マーケット 東南アジア

ベトナムで反中国デモが一部暴徒化し、工業団地で中国系企業の工場などが襲撃を受ける事態となっているが、マレーシア企業も巻き添えで被害を受けた。ザ・サンが報じた。

家具メーカーのラティチュード・ツリー・ホールディングスがブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に対して明らかにしたところによると、ベトナム・シンガポール工業団地にある、ラティチュード子会社のラティチュード・ツリー・ベトナム・ジョイント(LTV)の工場に暴徒が押し寄せ、オフィスビルが破壊行為の被害を受けた。重要なデータや許可証、ライセンス、文書などが破壊されたり燃やされたという。暴徒はLTVの工場に放火しようとしたが、LTVの従業員が火を消し止めたという。生産設備は影響を受けていないが襲撃を受けて、生産活動は13日午後から当面の間停止される。暴徒による襲撃が続いているため工場再開のめどは今のところ立っていないが、状況を監視するという。また、安全面の配慮から向上への立ち入りを禁止しているため金銭的な被害額は明らかになっていない。ただし、オフィス機器や工場の機械類、建物は保険に入っており、暴徒による攻撃も補償の範囲内だという。

また別の家具メーカー、ポーフアットも、子会社ポー・フアット・ファーニチャー・インダストリーズ・ベトナムの、ビン.ズォン省とドンナイ省にある工場が襲撃を受けたと明らかにした。機械類は被害を受けていないものの、工場の操業は一時停止している。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 300馬力の怪物『マーチ』をレストモッド、「350SR」誕生23周年で日産が発表
  2. 昔ほど“馬力アップ”しない? それでも交換する価値がある理由~カスタムHOW TO~
  3. 「これなら日本人に受ける」BYD初のPHEVワゴン発表に、SNS衝撃「出たら買うのに!」
  4. トヨタ『RAV4』新型、5月21日に世界初公開
  5. 「かなり乗り心地改善されてそう」レクサス『LBX』走りの進化と新グレード“Active”にSNS注目
  6. 『ジムニー』のコンプリートカスタムカーをそのまま販売、313万円ですぐに乗り出せる
  7. 【ヒョンデ インスター 新型試乗】「クルマはパッケージング」だと再認識、ただ唯一の“弱点”は…諸星陽一
  8. 豊田自動織機、TOB受け入れへ、トヨタなど3兆円規模の出資も[新聞ウォッチ]
  9. 「FJクルーザー復活マジかよ!」価格は400万円台? トヨタの新SUV『ランドクルーザーFJ』にSNSが注目
  10. デ・トマソ、新型スーパーカー『P72』正式発表 限定72台をオーダーメイド
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. VWと米ウーバーが提携、『ID. Buzz』の自動運転車を運行へ
  2. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  3. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 地域再エネ活用の収益を還元、ホンダ N-VAN e:を茨城県神栖市へ無償提供
  5. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
ランキングをもっと見る