マハティール元首相、プロトン会長に就任か 1週間以内にも詳細発表との観測

エマージング・マーケット 東南アジア
プロトン
プロトン 全 2 枚 拡大写真

国民車メーカー、プロトンの生みの親であるマハティール・モハマド元首相が、近くプロトンの会長に就任する模様だ。

【画像全2枚】

「マレーシアン・リザーブ」が消息筋の情報として報じた。マハティール氏は、1980年代の首相時代に国民車構想のもとでプロトンを設立。現在はアドバイザーを務めている。

情報筋によると、プロトンは1週間以内にも詳細を発表する。マハティール氏が会長に就任することで現会長を務めるカミル・モハマド・ジャミル氏は退く見込みだ。すでにマハティール氏とは会長就任についての契約は交わしており、次回の取締会において認証を得るのみの段階となっているという。

プロトンは4月15日付けでアブドル・ハリス・アブドラ氏が新たな最高経営責任者(CEO)に就任したと発表していた。
プロトンのシェアは最大で85%となる時期があったが、シェアは現在22%まで縮小している。2012年に自動車大手のDRBハイコムがプロトンを買収し、再建計画を進めている。

情報筋は、現在のマネージメントチームは、輸出量減少などの問題に対策を講じているが、実際は現状が悪化傾向にあると指摘。マハティール氏の会長就任はプロトンにとり有利につながるとの見解を示した。
(マレーシアン・リザーブ、5月20日)

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「日本バイクオブザイヤー2025」大賞はヤマハ『XSR125』、人気投票で決定
  2. ホンダの小型セダン『アメイズ』新型、成人乗員保護で最高評価の5つ星…印バーラトNCAP
  3. 【日産 フェアレディZ 新型試乗】まるで日本製のアメ車? そこはかとなくアメリカを感じる…中村孝仁
  4. 日産『GT-R』次期型はいつ登場? ハイブリッドスポーツとして最速2027年発表か
  5. 「次に必要なものを、いま創る」3Mが描く、素材から変えるモビリティの未来PR
  6. 「さすが私が欲しいバイク」ヤマハの原付二種スポーツ『XSR125』が「バイクオブザイヤー2025」に、SNSではファン興奮
  7. 財務省“EV狙い撃ち”…重量に応じた「EV新税」車検時に上乗せ[新聞ウォッチ]
  8. 1/27申込締切 SDVロードマップ2040~進化するモビリティと取るべき対応の方向性~
  9. ミシュラン「PILOT SPORT 5」、みんカラ年間大賞1位獲得…タイヤ・ホイール部門
  10. BMW『X3』に入門仕様「20ピュアデザイン」、光るキドニーグリル標準…南アフリカ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る