2013年12月、経営破綻から2年ぶりに生産を再開したスウェーデンの自動車メーカー、サーブオートモビル(以下、サーブ)。同社が再び、生産を停止したことが分かった。
これは5月20日、現在のサーブの親会社、ナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデン(以下、NEVS)が明らかにしたもの。同社は、「現在、スウェーデン・トロールハッタン工場の生産を停止中」と公表している。
NEVS社はサーブ買収後、EVメーカーに転身させる計画を発表。EV市販までの間、サーブブランドを継続させるため、2013年12月、経営破綻から2年ぶりにサーブ『9-3』の生産を再開した。
しかし今回、生産再開から半年で、再び工場の操業を停止。資金繰りが悪化したことが要因と見られ、NEVS社によると、いっそうのコスト削減が必要だという。
その一方、NEVS社は、「生産停止は短期的なもの」と説明。早期の生産再開に意欲を示している。