エアバス、ユーカリから製造した航空機用バイオ燃料の研究で「良好な結果」

航空 テクノロジー
エアバス、豪州のユーカリの木から製造したバイオ燃料の研究で良好な結果
エアバス、豪州のユーカリの木から製造したバイオ燃料の研究で良好な結果 全 1 枚 拡大写真

エアバスは、オーストラリア原産のユーカリの木から製造したバイオ燃料が、旅客機の燃料として実用可能かどうかに関する研究で、良好な結果が得られたと発表した。

エアバスはヴァージン・オーストラリアなどのパートナーらと2012年から2年間、ユーカリ由来のバイオ燃料を研究してきた。

今回、未来農業共同研究センターが発表したレポートでは、ユーカリから製造されたジェット燃料が、持続可能なバイオ原料に関する円卓会議(RSB)によって定められている持続可能性の基準を満たしていることが明らかになった。

また、米国試験材料協会(ASTM)によると航空機の商業運航にも適しているとされた。

この研究では、ユーカリの育成と収穫から、ダイナモーティブ、IFPエナジー・ヌーヴェル(IFPEN)が開発した方法によって航空バイオ燃料を製造するまで網羅して分析している。

ユーカリは、やせた土地でも育ち、水や食糧生産にも直接影響を及ぼさない。西オーストラリアのグレート・サザン地域の広大な土地で研究を実施、栽培者から航空ユーザーまで完全なサプライ・チェーンの実現可能性なども調査した。

研究によると、豪州・パース空港を出発するすべての航空便が、その地域で育成されたユーカリ由来のバイオ燃料を使用すると、航空機の排気ガスを少なくとも40%削減できると試算している。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダ『CX-5』新型を欧州で発表…日本では2026年中に発売
  2. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  3. ジープ『コンパス』新型の写真公開! アウトドアファンの要望に応える新インテリア
  4. 名車「964型ポルシェ 911」を最新の姿に甦らせる、シンガーが最新レストア作品披露へ
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る