アイドリングストップ、2020年には半数が搭載…ナビガントリサーチ

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スズキ パレットSW XS アイドリングストップ
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米国の市場調査会社ナビガントリサーチは、出版レポート「世界の軽量自動車市場予測 - Transportation Forecast」において、2020年までに世界で販売される軽量自動車の50%近くをストップスタート車が占め、従来式内燃機関車は2035年までに半数以下となるだろう、との予測結果を発表した。

燃料コストの高騰や環境問題といった促進要因から、世界の軽量自動車市場では、自動車の電化や代替燃料へ完全移行した車両の採用といった急速な変革が進んでいる。現在は軽量自動車(LDV)の大多数を従来型内燃機関車(ICE)が占めているが、今後数年の間にハイブリッド車、電気自動車、代替燃料自動車が大きな市場シェアを占めてくることが見込まれており、同社の新刊レポートでは世界で使用される軽量自動車市場において従来型内燃機関車(ICE)は2035年までに市場の半分を下回るであろうと伝えている。

同社のリサーチアナリスト、スコット・シェパード氏は「自動車メーカ、政府機関、自動車運転者らのすべては、燃料の経済性についての懸念を高めている。その結果として自動車産業では急速な変革を行っており、2020年までにはエンジンの小型化やストップスタートシステムやハイブリッド技術などによる車両の電化がLDVの標準化事項となっていくであろう」と指摘している。

中でも急速な成長を見せる車両の代替技術は、車両の作動が停止している間、エンジンをOFFにしてアイドリングを低減させるストップスタートシステムで、ストップスタート搭載のLDVの販売車両は2020年までに年間4860万へと到達するだろうとレポートは伝えている。

《纐纈敏也@DAYS》

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